ヒット曲「Drinks Up」がNY在住にも関わらず国内のクラブでヘビープレイされ、謎のアーティスト"Dizzle"は一躍クラブシーンで話題の人となる。
2012年11月、NY在住の新人アーティストとして国内店頭にならんだファーストアルバム「Trill」は、現地仕込みの最先端ビートでジャパニーズレゲエファンの度肝を抜いたのはもちろん、HIPHOPリスナーにも賞賛され、音楽関係者からは「ジャンルの架け橋となれる存在」として注目が集まる。帰国したDizzleを待っていたのは全国からの出演オファーと、コンピレーションタイトルやフィーチャリングなど、ジャンルを問わないオファーの殺到だった。シーンにおいてジャンルでカテゴライズされることのない新たなポジションを確立した。
2014年4月には、ファーストアルバム「Trill」の人気楽曲に親交のあるアーティストを招き、大胆リメイクしたリミックスアルバム「Trill Remix」をTsutayaレンタル盤、及び関西のストリートショップ限定のストリート盤をリリース。レンタル盤として全国のTsutayaで気軽にレンタルができる展開はもちろん、関西のみの販路限定盤にも関わらずCDは完売が相次ぎ、もはや入手が困難な状況。ファーストアルバムの完成度の高さを知らしめることとなった。
「Trill Remix」の発売でストリートにDizzle旋風が巻き起こる中、2年ぶり待望のセカンドアルバム「Juice」が6/18にリリースされる。全15曲入りで完成した本作品は、再度渡米し、DizzleがNYでの8年間で培った仲間であり、ブレインとも言えるお馴染みのプロデューサー陣と制作、さらにはUS HIPHOPのリミックスなどでも知られるプロデューサーユニット"Cookin' Soul"とも楽曲を作りあげた。プロデューサー達がプライドを掛け、ハイセンスなビートでしのぎを削る展開にまたしても我々は度肝を抜かれてしまうこと間違いなし。「自分の中の"レゲエ"にこだわった」と話す「Juice」の収録楽曲は、ジャンルの垣根を越えた上質なビートと、リリックでNYの風を感じつつ、Dizzleの根底にあるレゲエディージェイとしてのルーツが散りばめられているので、是非じっくりと時間のあるときに聴いてほしい。Dizzleの音楽はいつからかカテゴライズされてしまった現在のミュージックシーンの在り方を大きく変えるだろう。レゲエだから?HIPHOPだから?そんなのはどうでもいい。これがDizzleだ。
01. Intro
02. Supa Dupa
03. Summer Time
04. Man A Killer
05. Hold Up
06. Bubble Butt
07. When We Inna Club
08. Hard Knock Life
09. I Wanna Be With You
10. 90's Groove
11. Let Me Hold You
12. Liar
13. Lost
14. Another Sky
15. Outro