Wax Poetics Japan vol.08

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1,143円(税込1,257円)

ブラック・ミュージック・ラヴァー御用達の「Wax Poetics Japan」、第8号はJ Dilla a.k.a. Jay Dee特集。しかも彼の命日に合わせたリリースということで、編集陣の意気込みが紙面から伝わってきます。US本誌でも特大ヴォリュームで掲載されていた関係者インタヴュー集は必見。またトークボックス・サウンドを世に広めたと言えるZappのRoger Troutmanの10ページに渡る特集も必見です。



■特集
J Dilla
おそらく彼の心の中にはこんな思いがあっただろう。「俺のビートで圧倒してやるぜ」。けれどもそういう感情が表に出ることは一度もなかった。ジェイ・ディーと親しかった人々と話をすると、その口から出てくるのは、彼がいかに謙虚で誠実で、しかも斬新な発想と独創的な思考に富んだ人物だったかということばかりなのだ。残念ながらジェイ・ディー(別名/Jディラ)はこの世を去ってしまったが、70年代終盤に始まったヒップホップの歴史を振り返ったとき、彼は最高のプロデューサーだったのではないだろうか?おそらくそうだ。

Public Enemy & The Bomb Squad
そして遂に、ボム・スクワッドが登場した。ニューヨーク州ロング・アイランド地区出身の男達、ハンク・ショックリー、キース・ショックリー、カール・ライダーakaチャックD、エリック“ヴェトナム”サドラーは、1984年から1991年までの間に、パブリック・エネミーという名の革新的グループのプロダクション・チーム、ザ・ボム・スクワッドを構成していた4人である。仕事を共にした8年の間に、ボム・スクワッドは3枚のアルバムと多数のシングルを世に送り出し、何十かのヒップホップやR&Bのアーティストのリミックスを手がけた。

Roger Troutman
トークボックス。この金管楽器のような声が、1980年代のスラップファンク・バンド、ザップのボーカルとなる。彼らの出身地であるオハイオ州ハミルトンは、デイトンとシンシナティというR&Bの拠点の中間に位置した町である。自宅のガレージから生まれた同バンドで、ロジャー・トラウトマンとその兄弟は、ルーファス&チャカからツェッペリンまで、あらゆる音楽をカバーしていた。シャーリー・マードックがボーカリスト兼ソングライターとしてグループに加入するまで、トークボックスはしばしばチャカ・カーンのボーカル部分を担当した。

RAMP
1989年、ヒップホップ・ネーションは、ア・トライブ・コールド・クエストのデビュー・ヒット「Bonita Applebum」で盛り上がっていた。ヒップホップ界における意義深い瞬間である。ここから、ピース、ラヴ、ナッピネスの全盛期が始まったのだ。この新世代に対し、ネイティヴ・タン一派は、原色使いの洋服、アフリカのメダル、サイドを刈り上げたドレッドヘア、そして最も重要なことに、堂々たるコンシャスネスの時代がスタートした。同曲のオリジナル・サンプルの背後にいたのが、シンシナティに本拠を置くグループ、RAMPだ。

Ralph McDaniels
レッド・アラートはラルフ・マクダニエルズにあだ名をつけた。“アンクル・ラルフ”と。だが、80年代、90年代のNYの若いヒップホップ・ファンにとって彼は、いかした兄貴のような存在だった。マクダニエルズは、初めてブラック・ミュージック専門のテレビ番組「ビデオ・ミュージック・ボックス(VMB)」を生み出したパイオニアなのだ。「VMB」はニューヨーク市営テレビWNYCで平日午後3時半から放送され、その後何年もニューヨークで唯一の“ミュージック・テレビ”だった。

Mayer Hawthorne
それはStones Throwのアメリカ/カナダ・ツアーのシカゴ公演でのこと。ミッドナイト・ブルーのヴェロアのスーツに藍色のクロシェ編みネクタイをさり気なく着こなしたメイヤー・ホーソーンがAbbey Pubの奥に立ち、彼の『A Strange Arrangement』のフルレングスLPを1枚にすべきか、2枚組にすべきかを議論していた。「DJの立場からするとダブル・ヴァイナルにしたいから、やっぱりそうしよう」とデトロイト近郊出身、デビュー・シングル「Just Ain't Gonna Work Out」初回盤をハート形の赤い限定ヴァイナルにプレスした彼は言う。

Illa J
「よく兄貴が作ってたビートをこっそり階段で聴いていたけど、その影響で俺が聴くヒップホップの方向性が決定づけられたんだ」とイラ・Jは、彼の兄であり卓越したプロデューサーでもあったJ・ディラについて語った。

Erik Rico
DJ スピナ、ロン・トレント、マーク・マック。こうしたクリエイターたちとコラボレートしているという事実を伝えれば、エリック・リコがどんなミュージシャンなのか大方想像がつくだろう。

Bill Ware
ジャズに興味のある本誌読者なら中村照夫のことはご存知だろう。日本を代表するジャズ・ベーシストで、代表作の『Unicorn』はレアグルーヴ〜スピリチュアル・ジャズの文脈から再評価されている。

Kenichiro Nishihara
ワックス・ポエティックス・ジャパンがもっとも早い段階でインタビューした日本人の1人、Kenichiro Nishihara。彼が自身の主宰レーベルであるUNPRIVATEから2枚目のオリジナル・アルバムを発表した。

Toru Hashimoto
1990 年代に渋谷のクラブを中心に盛り上がり始めた『Free Soul』のイヴェントから発展し、人気コンピレーションCD『Free Soul』シリーズを生み出した音楽愛好家、編集者の橋本徹氏。

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